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ICT技術を活用した土木工事における作業効率向上の実践事例2023.08.22
近年、私たち小島土木は情報通信技術(ICT)を積極的に導入し、作業効率の向上を実現しました。以下では、その一例をご紹介いたします。従来の方法と比べてどのような特徴があり、どのくらいの作業時間を削減できたのかについてご説明します。
事例
:自動制御を活用した重機の導入
従来の方法:
以前は、重機操作はすべて人の手によって行われていました。それに伴って、操縦手の技量による作業時間・質のムラが生じることや、安全面を考慮して周囲に安全係を配置しなくてはいけないので、人的リソースも多大に掛かってしまうということが起こっていました。これらが作業の合理化と効率化を難しくしていました。
ICT技術の導入:
私たちは最新のICT技術を取り入れ、重機の操作と測量を効果的に行うことで作業効率を向上させました。オペレーターが操作する一方で、ICT重機のセンサー情報を活用して正確な位置情報を得ることができます。
特徴と効果:
オペレーターの支援:ICT重機はミリ単位の精度で作業を行え、事前に採取した3次元測量データと連携して、地形や障害物を正確に検出・回避できます。これにより、作業の正確性が向上し、後での修正作業が減少しました。
安全性の向上:従来重機の周囲には安全係として人員を配置しなくてはいけませんでしたが、感知センサーが搭載されたことによって、本来かかるはずの人的リソースの削減を実現できました。
作業時間の削減効果:
従来の手動操作に比べて、ICT重機の導入により平均で約30%の作業時間削減を達成しました。自動制御と正確な位置指示により、作業の効率化が実現し、生産性が向上しました。また、リアルタイム監視によるスムーズな作業調整も寄与しています。
結論:
ICT技術の導入により、私たちは作業効率を向上させることに成功しました。特にICT重機の自動制御システムの導入による作業の自動化と高い精度は、従来の方法と比べて効率性を大幅に向上させ、作業時間の削減に貢献しました。今後もICT技術の進化が、私たちの業務をさらに効率化し、安全性を高める一助となることを期待しています。